よく電化製品のコードや荷物などをまとめる際に利用される結束バンドは、一般的に室内で使用するイメージが強い傾向にあります。

確かにそういったタイプの場合、コードをまとめる以外にも便利なアイテムとして雑貨やインテリアなどを固定する際にも利用したりして、ホームセンターや100円ショップ、雑貨売り場などの身近なところで市販されていて入手しやすい環境も整っています。もっとも結束バンドにはそういったものだけではなく、実際には種類やバリエーションも豊富です。

とくに室内ではなく野外で使用したり、室内でも工場など特殊な場所で使用されるタイプのものは、よく見かけるタイプの結束バンドとは違って頑丈なものが多い傾向にあります。なぜなら野外は室内と比較すると、直接風雨や紫外線などに晒されますし、気温の変化も大きいためです。さらに海が近い場合は塩害のリスクもありますし、雪が降るところでは降雪や凍結の被害を被る可能性もあります。

このように野外は室内と違ってかなり過酷な環境となっているので、野外で使用するとなれば、それなりの強度が求められます。それゆえに耐候性や耐久性に優れた素材を使用した結束バンドも登場しており、たとえば海岸付近での使用を想定し、塩害に耐えられるものとして耐候性ポリプロピレンや耐候性ナイロンといった素材を使用した塩害対策の施されたタイプもあります。ちなみに塩害に強いタイプは降雪地でも強い傾向にあり、大変強度の優れたタイプとなっています。

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